食べ物レポート

大好きな焼き鳥ともつ焼き 東京編     恵比寿「田吾作」

ガツ・タン・砂肝が注文の定番

もう30年以上前のことだが、もつ焼きと焼き鳥の区別がつかなかった。東京に来てしばらく経って、もつ焼き屋の親父に教えられるまで、単純に暖簾の違いくらいに思っていた。(札幌の焼き鳥屋が、そもそも鳥以外のものを焼きすぎていたせいだ)東京のもつ焼き屋で、おっかなびっくりモツのあれこれを食べ、焼き鳥屋の内臓系の肉も、これまたびっくりするほど種類が多く、東京には恐れ入りましたと思って以来、焼き鳥屋に足繁く通うの事になるのだが・・・。

砂肝は、日本全国どこに行っても出てくるが、ガツという代物はあったりなかったり。このあまり味のしない、肉のグミ的食感が好きで、メニューにあるとつい頼んでしまう。ガツのあっさり系と合わせて食べるのは、豚タン。仙台名物の牛タンとは違い、ちょっと安っちい脂身というか、こってりした味が良いとおもう。昔は焼き鳥屋に行けば10本やそこらは簡単に食べていたはずだが、最近は5−6本でもう十分となる。そこがちょいと悲しい。できれば、この後はレバーくらい食べたいのだ。鳥のささみの梅しそ焼きも食べたいのだ。(もつ焼き屋にはないけれど)

しょうがないので、キャベツのお新香あたりで紛らわすことにする。恵比寿に古くからあるこの「田吾作」という店では、蕗や筍の煮物もメニューにあるので、それで肉とバランスをとりながら飲むのがよろしい。

ホイスとホッピーの違いは難しい

この店の不思議な飲み物。「ホイス」である。なんというか、ホッピーを少し甘くした感じというか、ハイボールをすごく薄めた感じというか・・・。東京では恵比寿と渋谷のどこかと、もう一箇所くらいでしか飲めないらしい。(あやふやな記憶でありますが)  

味付きのチューハイというのが一番わかりやすいかもしれない。串焼きにはよく合う。だからつい飲みすぎる。それはいけないということで、まず一杯目の生ビールは諦める。「とりあえず生」を諦めるのは英断である。最初からホイスを飲み、すかさず速攻で二杯目。その頃には串が焼きあがる。ガブリガブリと・・・肉を頬張る。溢れる肉汁、うまいなあ。ここで、ちょっと思案をして、気を引き締めながら日本酒をコップ酒にする。この店は山形の「初孫」が定番の日本酒。コップ酒は、一合は入っていない。それをちびちびやり、焼き物を平らげて、おもむろに締めのホイスを一杯注文。これくらいで止めれば、なんとか後遺症もなく好い加減で酔っ払う。ホイスだけで進行すると、なぜこんな勘定になる??というほど、ホイス代がかさむ。飲み口が良いから、ついついお代わりをして、罠にはまってしまう。

東京という街には、いたるところに焼き鳥屋ともつ焼き屋が散在しているが、これまた美味い店、流行っている店、静かな店、いろいろある。ちょっとした駅前であれば焼き鳥屋の2軒や3軒はすぐ見つかる。ただ、焼き鳥チェーン店の「コンビニ的な明るさ」が微妙に苦手な歳になっているので、やはり疲れたダメ親父的サラリーマンが一人飲みするような、ちょっとうらびれた感じの店が好ましい。そんな時には、やはりホイスかホッピーにしておきたい。大都会東京のささやかな楽しみであります。

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