街を歩く, 食べ物レポート

仙台の街中華2店

仙台の町中華を食べ歩いている。土地勘はほとんどないので、もっぱらネットで情報収拾をする。キーワードは餃子だったり、酢豚だったり。ラーメンでは中華料理屋がヒットしい辛いのは、それだけラーメン専門店が多いからだから仕方がない。その数ある町中華で、うまいまずいを超越して人気があるのが、この「北京餃子」らしい。名物は餃子であるのだと思うが、味は「餃子の王将」に近いニンニクが効いた肉少なめ餃子。値段を考えると立派なものだと思う。個人的な感想を言えば、価格品質比、コスパが良いのは埼玉地盤の満洲餃子が一番だと思っているが、北京餃子はそこに限りなく近い。

フォーラスというファッションビルの地下二階

この北京餃子の隣にはカラオケがある。反対側の隣はライブハウスらしい。ファッションビルの地下二階だが、地下一階からは通路がない。階段も一般人には閉ざされている。エレベーターで降りるか、地上一階からの直通エスカレータしか通用口がない。ほとんどダンジョンだ。そんな場所にも関わらず、学生を中心に男客でいっぱいなのは、圧倒的なコスパの良さだろう。特に餃子以外の名物が広東風あんかけ焼きそばで、隣の客が食べているのを見ると麺が3玉くらい入っているようだ。見ただけで腹一杯になる。その割にラーメンは普通の量で、味は・・・普通よりちょっと下だなあ。

肉野菜炒めのようなキクラゲ炒め

ちょっと変わったメニューとして、キクラゲ炒めとかエビ玉チリソース炒めとかがあるが、男二人とか三人とかでやってきて、ワイワイしゃべくりながら食い散らかすイメージ。だから、女性二人などという組み合わせは異常に目立つ。ところが、その目立つ二人がガツンと大盛りあんかけ焼きそばを食べていたりするから、油断できない。何度か足を運び全メニュー制覇してみたいものだが、どうにもダンジョンふうな通路が入りにくいのだよなあ。

ここの餃子は好みの味だ

餃子は見た目通り、ごくごく普通。最近聞きかじった酢と胡椒で食べてみるつもりだったが、焼き上がりのルックスであっさり方向転換し、酢と醤油とラー油でいただくことにした。普通にうまい。町中華では、普通にうまいが一番大事だから、看板商品が普通でよかった。ちなみに、この店では餃子単品のみという注文は不可。餃子定食にするか、他のメニューと合わせて頼むしかない。(安すぎるからだろう)ビールと餃子と行きたいところだが、申し訳ないので一皿ふた皿は他のものを頼もう。

さて、ダンジョンの奥深くから地上に出てくる。仙台駅から繁華街の一番町に通じるアーケードからちょっと折れたところ。コレまた古い造りのビルに、もっと古そうな店がある。「末広本店」であるが、ネット上では秋田に本店があるラーメン屋「末廣」とよく間違えられている。秋田の方の店は、ご主人が京都の有名ラーメン屋で修行して、秋田で開いた店だとのことで、いわゆる京都風豚骨コテコテラーメンだ。個人的には好きな部類だが、東北の各地、青森や岩手でたべてきて、いつも不思議だなと思っていた。

隣はおそらく本店の本店、蕎麦末広

さて、宮城の末広本店だが、コレは町中華の定番的定番店であり、自分が小学校の頃はこうした店でラーメンを食べるのが普通であった。デパートの大食堂のラーメンは、あまりうまくなかったような記憶がある。けっこう全国的に有名である札幌ラーメンも、昭和の中期には鳥がらスープに山ほどの人工調味料が入った、野蛮な味だったのだ。そんな時代に育ったので、今風の豚骨やら魚ダシやらWスープやらよりも、普通の醤油ラーメンが食べたいと思うことが多くなってきた。まあ、昔のラーメンはご馳走といにはあまりに野卑だったな。北の国からで純と蛍が食べていたラーメンもそんな感じだった。

メニュー表

このメニュー表を見てもらうとわかるが、潔いくらいシンプルだ。裏面にはご飯もののメニューもあるが、それも決してデミグラソースのかかったオムライスなんて乗っていない。心底、正当な町中華とはこういう店だ。店の入り口におばちゃんが座っていて、まず食券を買う。自動販売機ではない、おばちゃんに注文して食券を買うのだ。すばらしい。おばちゃんも昭和中期には、さぞ看板娘として人気があったろうと思う。おまけに従業員の女性は、某 泉ピン子さん出演テレビ番組のラーメン屋のような制服だ。

注文したのは迷うことなく醤油ラーメン。今風のラーメンはトッピングを含め実に立体的なのだが、昭和のラーメンはこのように平面的なビジュアルだ。メンマではなくシナチク、チャーシューは限りなく薄めがよい。札幌版なら、コレにお麩となるとが乗っているが、仙台版はだいぶ簡素なようだった。
黒板五郎さんが「まだ子供たちが食べてるでしょう」とクレームをつけたラーメン屋もこんな感じのラーメンだったような記憶がある。

シンプルな醤油味はありがたい。間違ってもごく太メンマとか炙りチャーシュウとかは乗っていて欲しくない、(どちらも好きですけどね)できれば、コレに追加でケチャップのかかったオムライスを注文したい。餃子ではなく酢豚が注文できるともっと良い。エビチリではなくかに玉が好みだ。目玉焼きの乗ったソース焼きそばも良いな。町中華でレトロなメニューを注文するのは、それも金に糸目をつけず、食べたいものを食べたいだけというのは、貧乏学生の頃の夢を叶える魔法の時間だが、残念ながら胃袋がもうそれについていけなくなっている。やるとしたら、半分以上食べ残し食い散らかすことになるので、あまりにも申し訳ない。誰か、胃袋の元気な連れを見つけて繰り出すしかないなあ。

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