旅をする

おたる水族館のお友達

おたる水族館にいる長年の友達が、オオカミうおだ。初めて見たのは小学校の時だったと思うが、その時はほとんど記憶にない。この衝撃的な顔が記憶に刻まれたのは、多分、高校1年の時ではなかったか。高校生といえば、大人の子供の中間くらいだから、この凶悪な顔を見て泣き叫んだり恐れおののいたり、逃げ惑ったりしたわけはない。単純に、アー、こんな顔に生まれなくてよかった、という安堵感だったような気がする。世の中には限界を超えたアグリーがあるのだという諦め感だった。

オオカミうお顔面

なにか辛いことがあると、この顔を思い出し、人に生まれてよかったじゃないかと自分に言い聞かせる。そんな意味で良いお友達になった。だから、子供が生まれてからもおたる水族館に行くことはほとんどなかった。このオオカミうおは、子供に見せてはいけないような気がしていたからだ。

昔は、オオカミうお様は特別待遇で、個室水槽にいた。あまり照明が明るくないので、なんとなくお化け屋敷のスター的な位置付けだったのではないかと思っていた。ところが、今回は個室から大部屋待遇になり、北の海の大型魚類と一緒に回遊できる広大な空間にいる。初めてオオカミうおの泳ぐ姿を見た。しかし、これがまた魚らしくないというか・・・。

水族館にいる魚は、尾びれを右左に振って進行方向に正対して泳ぐ。ちょっと変わっているのはエイやヒラメのような扁平な体の魚で、体側の部分を波打たせるようにして泳ぐ。それでも優雅という泳ぎ方である。水族館の楽しみの一つはこのエレガントな泳ぎを見ることにある。
ところがだ、オオカミうおの泳ぎは、なんというか骨がないフニャっとしたバタフライのような、なんとも魚っぽくない泳ぎであった。怪獣映画に出てくる軟体動物系モンスター的な泳ぎとでもいえば良いのか。実にエレガントとは程遠い、気持ちの悪い泳ぎ方をする。

自分の中でオオカミうおの評価はますます高まった。やはり、こいつに生まれてきてはいけない的な意味での評価だ。水族館の対応として、やはりこいつは個室に入れて、ひっそりとしているところを見せた方が良いのではないだろうか。
そもそも10年くらい前には、マスコットキャラとしてぬいぐるみとか用意されていたような気もするが、今は水族館入り口にあるお土産売店(アクアリウムショップとても言うのだろうか)でもすっかりなくなってしまった。どうも、代わりに登場してきた極悪系キャラは、小樽名物のシャコのようで、それはまた極悪三人衆の一人として立派なキャラではあるが・・・。(個人的には、オオカミうお、シャコ、に加えてトドのボスを極悪三人衆と認定したい)

集団で泳ぐオオカミうおの姿は暴力的だ

だからというわけではないが、最近の水族館の人気者は、こういう小さくて可愛らしいひょうきんものになっている。なんだかシラスが大きくなったみたいな姿だが、これでも穴子の一族らしい。

チンアナゴは入り口の近くに展示。流石に人気ナンバーワン。

今回は、水族館にお友達を作っておくと、困った時に元気づけてくれるというお話。

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